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ジョナサンとジョセフがディオとシーザーの話をするだけ 会話だけです |
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DIOジョナ・2015ジョナサン誕生日記念小説 遅刻 |
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ディオジョナ・2015ジョナサン誕生日記念小説 二つ目 |
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ぼくのおれのたんじょうび |
DIOとプッチ・2016年ジョナサン誕生日小説 |
てのひらから溢れ落ちる |
ジョルノもといハルノの独白・2016年ジョルノ誕生日小説 |
「なあ、じぃちゃん」
「なんだい、ジョセフ?」
「シーザーとディオって、似てね?」
「えー、似てるかなあ?」
「あいつら、喧嘩してたんだけどさー、見てて似てるなあって。見た目だけどさ」
「二人とも、金髪だけど……シーザーはイタリア人で、ディオはイギリス人だし」
「でも、似てるよなあ……」
「おい、なんだこいつ!」
「おい、なんなんだ、こいつは!」
「お、噂をすれば」
「あー、似てるかもね」
「なんだ、二人してこっち見て?」
「何をこちらをじろじろ見ている?」
「似てるよなあ……」
「ああ、似てるねえ……」
2014/07/01
BacK
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玄関の扉が開き、ジョナサンはそちらを見た。
「おかえり」
「ただいま」
帰ってきたのは義兄弟だった。自分より先に学校を出たはずだが。
彼は赤薔薇の花束を手にしていた。
「その薔薇、どうしたんだい?」
「寄り道していたら、薔薇が咲いていてね。見ていたら、貰ったんだよ」
赤い薔薇に顔を近づける彼。金髪に白い肌、赤い花。その人が薔薇を持たせた理由が分かった気がする。絵画を抜き出したような、見とれてしまいそうになるくらい美しい光景がそこにはあった。
「いい香りなんだ」
「へえ、ぼくにもかがせてよ」
その中の一本を取ろうと触れると指に痛みが走る。
「いたっ!」
「おいおい、気をつけろ。棘がない薔薇はないんだ」
見ると指の腹からは血が出ていた。薔薇と同じ色の液体。
手を掴まれ、彼の顔が近づいてくる。指が彼の唇に触れ、とっさに手を引き抜く。
「な、なに……」
「なに、舐めてやろうと思って」
狼狽える自分と笑う彼。
唇には自分の血が付いていた。それを赤い舌で舐めとり、消毒しろと言って薔薇を自分に押しつけ、階段を上がっていく。
濃い薔薇の香りが鼻をくすぐる。
胸には棘が刺さったような痛みを感じ、頬が熱かった。
2014/07/01
BacK
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ディオの前をジョナサンが横切っていく。
その姿を目で追えば、彼は手を振り、待っていたであろう人物に近づいていく。
彼を笑顔で迎えるのはエリナだった。二人が並んだときに、笑っている横顔が見えた。彼は幸せなのだろう。
それが、とても癪に障る。
その顔は自分のそばで、もっと苦しんで、悲しんで、怒りを露にしていなければ。
一歩、踏み出そうとしたが、足が動かない。
日向に出てはいけないと本能が言っている。何度も足を動かそうとしても、無駄だった。彼らに近づけない。
「ジョジョ」
もどかしいと名前を呼ぶと彼はこちらを向き、エリナに断ってから、一人で歩いてくる。
「なんだい?」
ジョナサンは何の疑いもなく、影に入ってくる。
「ジョナサン!」
何かを察したらしい、エリナが声をあげる。
しかし、もう遅い。
彼の体を抱き寄せ、シャツを引っ張り、ボタンを力ずくで外し、晒された肌に牙を立てた。
「や、やめ……!」
戸惑う声と自分の体を掴む手は無視をした。
吸血鬼なら、太陽の下にはいけないなと足が動かなかった理由を理解する。
血の味に恍惚としながら、牙を離した。
「おっと」
血がなくなり、彼は気を失ったのか、自分に体を預けてくる。回していた腕の力を強くした。
こちらを見るエリナは目を見開き、叫び声もあげられず、ただ見ているだけ。
「こいつは、おれのものだ」
笑みを浮かべ、顔のすぐ横にある頭を撫でる。
「ディオ……!」
こちらに走ってくる彼女を見ながら、ジョナサンと共に闇に体を溶かす。
そちらの世界からは、こちらの世界には来られないだろう。
「では、失礼。エリナ・ジョースター」
白い手が伸ばされるが、無駄な足掻きだ。
全てが闇に覆われ、彼女の姿もなくなる。
ジョナサンの体を抱きしめながら、その暗闇の中で満足感を感じていた。
2014/07/01
BacK
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店から出ると、雪がちらついていた。マフラーをしてきて正解だったとディオ・ブランドーはそれを巻き直して、歩き出した。息を吐くと白く色づく。馬車に乗ってくるべきだったかと寒さに身を震わす。
「ん……?」
ふと見た裏路地に見覚えがある服装が見えた気がして、足を止める。視線の先にいるのは、義兄弟のジョナサン・ジョースターだった。彼はしゃがんで目の前にいる子供と何か話しているようだ。
子供は泣いているようで、彼は頭を撫で、自分がしていたマフラーを取ると、子供に巻いていく。突然のことに子供も驚いているようだった。
彼の横顔は笑顔を浮かべ、何かを言い聞かせているようで、子供は涙を拭うと頷いた。
彼が立ち上がると子供は手を振って、奥へと走っていく。彼はそれを見送りながら手を振り返していた。
手を下ろすと、彼はこちらに振り返り、自分の存在に気づいたのか、目を見開き、名前を呼び、近づいてきた。
「見てたのかい?」
「ああ、あげてよかったのかい? マフラー」
「喧嘩してマフラーをボロボロにされたんだって。大切なものだったらしくて……代わりになればと思ってね」
そう言う彼は防寒するものが減り、寒いのか、身を震わせた。
「君は本当に優しいな、ジョジョ」
見知らぬ子供にマフラーを与えるなど。彼はマフラーを一つくらい、なくなってもどうということはないのだ。金持ちの坊っちゃんらしい。
「そんな君に餞別だ」
マフラーを外し、彼に巻いてやる。首を冷たい風がなでていく。
「え……君が寒いじゃあないか。家に帰ったら……」
彼が外そうと手をかけたので、その手を掴む。
「あげるわけじゃあない。家に帰るまで、貸してあげるだけさ」
妙にあたたかい手を離す。見える雪が増えてきている。
「ありがとう、ディオ。とてもあたたかいよ」
彼はとても嬉しそうに笑顔を浮かべていた。ほんの少しだけ、彼が子供にマフラーをあげた理由が分かった気がする。
「さっさと帰ろう。吹雪いてきたら、ぼくが寒さに凍えてしまう」
そう言って歩き出す。ジョナサンも隣に並ぶ。また息を吐き出せば、白く空気は色づいた。
2014/12/31
BacK
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パーティーが終わり、ディオ・ブランドーにジョナサン・ジョースターは肩を貸しながら、馬車に乗り込んだ。
ディオは今回、しこたま飲んだのか、千鳥足だ。見つけたときにはできあがっていた。
「飲み過ぎだよ」
彼を隣に座らせながら、そう言えば、赤い顔を上げ、不機嫌そうにこちらを睨んできた。
「あの女が強い酒を飲ませてきからだ」
彼を見つけた時に介抱していた女性がいた。自分の屋敷が近いからと彼を連れていこうとしていたが、自分が連れて帰るからと断った。
食い下がられたが、ディオが口で口を塞いぐと彼女は大人しくなり、あっさりと諦めた。ただ自分は驚いて固まっていたのだが。
「ぼくは悪くないさ」
彼はそう言い、背もたれに背を預ける。苦しいのかタイを解き、一番上のシャツのボタンを外す。
馬車がゆっくりと動き、自分も背もたれにもたれかかった。
ディオがパーティーに出れば、女性に毎回、言い寄られている。自分に近づいてくる女性は彼目当てと言っていいほどだ。美しい容姿にひかれるのは極自然なことだろう。
彼を見ると眠たいのか、目を閉じていた。視線に気づいたのか、ゆっくりと目が開き、こちらを見る。彼は笑い、手を伸ばしてきた。襟を掴まれ、引き寄せられる。
「わっ……」
突然のことに成されるがままで、唇を重ねられた。伝わるのは酒の味。
ゆっくりと彼が離れ、襟を離し、彼はまた背もたれに身を預けて、目を閉じた。
「え……え?」
突然のことに自分は戸惑うだけだ。ディオに口づけの意図を聞き出そうとしたが、彼はもう夢の中らしい。
寝惚けていたのだろう。そうに違いないと決めつけ、早くなった鼓動を落ち着かせることに努めていた。
2014/12/31
BacK
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「誕生日おめでとう、ジョジョ」
DIOはそう言いながら、ジョナサン・ジョースターの頭に花冠を乗せる。
「今日はおまえの誕生日だからな……皆がプレゼントを持ってきてくれたぞ」
今、あげた花冠も仲間がくれた花束を編んだものだ。彼が好みそうな本、彼に似合いそうな服や装飾品。そんなものが彼を囲うように置いてある。
「酒やお菓子もある……さっさと起きないとおれが食べるぞ」
机にのっているものを手で差し示すが、ベッドに横たわる彼は何も反応をしない。閉じている目が開くことも、閉じている口が開くこともない。
「おれからはこの懐中時計をやろう」
彼の手にそれを握らせる。
彼から借りたものと似たようなものを記憶を頼りに探したのだ。さすがに同じものはこの時代にはなかった。
彼の口を開けさせ、手首を切る。垂れていく血を口の中に流し込む。傷が塞がり、血が流れなくなったところで、手首を拭い、彼の口の回りについた血を拭う。
「……きさまは、なかなか目を覚まさないな」
元の体に近い体を繋ぎあわせ、血を与えている。自分の血で吸血鬼になっている彼は死んではいない。
自分も約百年という年月を眠っていたのだ。彼がすぐに目を覚まさなくてもあたり前なのだが。
「早く目を覚ませ……」
胸に頭をのせ、目を閉じる。すくそばにあるはずの心臓は静かだ。人ならば、そこから力強い鼓動が聞こえてくるのだろう。
何かが頭に触れ、目を開け、頭を上げるとジョナサンの手が頭にあり、彼は起きていた。
「ディオ」
向けてくる笑顔と名を呼ぶ声は昔となにも変わらない。懐かしさに胸が満たされる。
「ジョジョ!」
彼の名を呼んで、自分は起き上がった。
「……」
再度、同じことをしていることに困惑したが、眼前にある光景で納得がいった。
眼前にはプレゼントに囲まれて眠るジョナサン。目覚めている彼なんていなかった。
夢を見ていたのだ。紛らわしい夢を。そんなものは幾度も見たというのに。
「早く起きろ、ジョジョ」
彼の頭にある花冠を取り、自分の頭にのせた。花びらが落ち、彼の頬に落ちる。
白い頬に手を添える。
こんなにも待ち焦がれているというのに、彼は応えてはくれない。
2015/04/15
BacK
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ジョナサンの誕生日にディオがプレゼントしてきたのは自分が身につけるもの一式だった。
服や靴までも、彼に贈られた。全てが一級品だ。
お礼を言えば、彼は当然だと笑う。
「兄に贈るプレゼントだ。最高級のものじゃあないとな」
それを着てでかけようと言う彼。着替えさえも彼が手伝ってくれた。
ネクタイを結ぶと歪んでいるとそれを彼にほどかれた。
結びなおしている彼の目は真剣そのもので。
「なんだい?」
視線が気になったのか彼はこちらを見る。なんでもないと答えるとそうかと短く返された。
ネクタイを結び終えた彼は自分から離れ、上着を手にすると腕を通せるように後ろに回ってくる。それに腕を通し、ボタンをとめる。
「よく似合っているよ、ジョジョ」
姿見で見る自分を見て、彼の言う通りだと思った。彼のセンスがいいのだろう。
横に並んだ彼が、また名前を呼ぶ。なんだと彼の方へと向けば、前髪をかきあげられ、額にキスをされた。彼の行為に驚き、戸惑ってしまう。彼は自分の反応を面白がっているようだった。
「今日が最高の一日になるよう、まじないさ」
いきなり、扉がノックされ、自分はとっさに彼と距離を取った。使用人が部屋に入ってきて、馬車が着いたことを告げる。
「ああ、分かったよ」
彼と部屋を出て、どこに行くか尋ねる。
「レストランだよ。知り合いが教えてくれたところがあって、とても美味しかったから、君にも食べさせたくてさ」
それは昼食だと言う。帰りに本屋に寄りたいと言うと、あまり長居はできないぞと釘を刺される。夜は家で皆で祝う予定だ。
「今日を素敵な一日にしようじゃあないか、ジョジョ」
外へと続く扉を開け、笑う彼がとても眩しく見えた。
彼がかけてくれたまじないが効くのならば、その言葉通りになるだろう。
2015/04/15
BacK
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空条徐倫が目を覚ますと、そばに横たわる父親、空条承太郎がいた。
「――!」
血を流し、動かない父親。そのまま水の中に溺れていく。
「父さんッ!」
起き上がり、彼を揺さぶる。すると、彼は唸って目を開けた。
そのことに酷く安心する。
「よかった……怪我、は……」
「なんだ……? おかしな夢でも見たか?」
彼はいつものコートを着ておらず、タンクトップ一枚だ。しかも、見た目は若い。高校生くらいで自分より年下だ。
「あ、あれ……?」
血も流しておらず、無傷だ。体を触ってみるが、腫れているところや違和感もない。
「おい……」
彼は迷惑そうに手を掴む。
しっかりと感じる体温に乱れていた思考が治まり、彼は過去の父ということを思い出す。聖なる遺体の導きで自分の時代に飛んできた空条承太郎だ。
「なに、寝ぼけてやがる……」
彼は背に手を回し、自分の方へと引き寄せてきた。
「わっ……」
彼の真横に寝ることになる。肩まで何かが被せられ、それは彼が着ていた学ランだと気づく。
なぜ、ここで自分は寝ているのだろう。ずっと闘い続けていたため、限界が来たため、眠っていたのだろうか。
亀の中だろうが、周りは静かだ。周辺を見回そうとしたが、頭に手が触れ、動きを止めた。
「もう少し、寝とけ」
気づけば、彼の顔が眼前にあった。
「!」
近いと顔を離す。
彼は怪訝にこちらを見ただけで、目を閉じていく。
自分の記憶に父と一緒に寝た記憶はない。一緒に寝たくても、彼は自分のそばにいなかった。
この歳になって、父親と――厳密には過去の彼に添い寝されるとは。またとない体験をできていることを享受するべきだろうか。
そうしようと少し恥ずかしいが、彼に寄り添い、目を閉じた。
きっと短い休息だろう。目覚めたら、また闘いが始まってしまうから。
2016/01/24
BacK
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エンリコ・プッチがカレンダーを見て、印を付けているのを見て、DIOは何かあるのかと尋ねた。
彼は亡くなった妹の誕生日なんだと笑った。
「すまない」
亡くなった妹のことは話に聞いていた。あまり触れてはいけないところに触れたような気がして謝った。
「いや。気にしていないよ……DIO。あ、君はいつが誕生日なんだい?」
「誕生日か……」
自分は誕生した日を知らない。産まれた年しか知らない。
まだ人間だった頃は義兄弟と一緒に祝っていてもらっていた。
「四月四日だ」
この体の誕生日だ。今やその誕生日の主の体は自分のものであるため、自分の誕生日だと言ってもいいだろう。
「忘れないように書いておくよ」
プッチはカレンダーをめくり、その日を探していた。
「ああ、大切な日だ」
星の痣に触れる。亡くなった彼はもう歳をとることはなく、自分も歳をとることはない。
だからこそ、何度だって祝ってやろう。彼が食べるはずだった料理を食らい、彼が貰うはずだったプレゼントを貰い、彼にかけられるはずの祝いの言葉をかけられよう。
「盛大に祝ってやるさ」
彼の全ては自分のものなのだから。
2016/04/04
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「おかあさん」
「何?」
「誕生日にこれがほしい」
「……いいわよ」
初めて母にねだった誕生日プレゼントは父の写真だった。
母が自分の誕生日を祝ってはくれたが、いつも小さなケーキだけだった。
「あんたの誕生日だから」
ぶっきらぼうにそう言うだけ。それだけでも充分だったけれど、誕生日にはケーキの他にプレゼントを貰えることを知って、前に見た写真をねだったのだ。
父がいないことを疑問に思い、母に尋ねれば、どこにいるかは知らないが、この人だと見せてくれたのだ。
それが母に貰った最初で最後の誕生日プレゼントだった。
それから、父の写真は宝物になった。
揃いの星の痣。男性だと分かっていても、見とれるくらい綺麗で、この人が父親だと思うと嬉しかった。
この人がそばにいれば、自分は愛してもらえたのだろうか。優しく頭を撫でてくれたり、抱き上げて笑ったり――前に見た親子のように。
母はそんなことをしてくれない。手さえ繋いでくれず、自分がはぐれそうになったときに服を掴めば、服がのびると怒られた。
母は自分の前でも女性だった。イタリア人の恋人との結婚も、イタリアに住むことも勝手に決めて、自分は無理矢理、連れていかれて――幼い自分は何も言えず、親に従うしかなかった。
そうしなければ、生きてはいけないから。
一緒に住む養父には気に入らないと殴られ、言葉も分からない自分は友達さえもいなかった。
母は自分のことを見てみぬ振りをし、助けを求めてもその手はいつものように振り払われた。
唯一の拠り所は父の写真になっていた。
辛いときは写真を見ながら、自分はこの人の息子なのだと言い聞かせていた。
あのギャングを助けてからはそんな生活は送らなくていいようになったが。
財布の中に入っている父の写真を眺めて、そんなころもあったとジョルノ・ジョバァーナは透明なカバーの上から写真を指でなでた。
幼いときの記憶は随分、深く自分に刻まれているのだと思う。
今日は仲間たちが盛大に誕生日祝いをしてくれるらしい。
呼びにくるまで部屋にいろと言われ、待機していた。
また父に近づいた。写真の中の彼は変わらない。この髪が黒から金髪に変わったように、この人に自分は似ていくのだろう。
扉が叩かれ、財布を折りたたみ、ポケットにしまう。
「ジョルノ! 迎えにきたぜ!」
扉が開き、ミスタが急かすように手招きする。
椅子から立ち上がり、扉に向かう。今日、一日は楽しもうと。昔のことなど思い出す暇もないように。
2016/04/10
BacK
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