目次

題名からその小説にとびます

old↑ new↓


悪気はない

DIOジョナ・文明の機器に感動する二人

口移し

DIOジョナ・題名のまま

Nightmare

DIOジョナ・三部に復活したジョナサン

奪われたぬくもり

DIOジョナ・ASB生放送エキシビションマッチ後

狭間で揺れる

ディオジョナ・私のディオジョナの関係

贈り物

ディオジョナ・クリスマスの二人

うたた寝

シーリサ・眠る先生

子守唄

ディオジョナ・歌うディオ

兄と弟

ディオジョナ・ジョナサンの世話をするディオ

わたしのもの

DIOジョナ・泣くジョナサンと優しいDIO


2へ








悪気はない



ディオが見慣れないものを触っている。
指で小さな箱をつついている。
「それは、なんだい?」
光る薄い箱。その四角いところが変わっていく。
「すまほ、と言うものらしい。ヴァニラに買いに行かせた」
それは、指で触れると、次々と変わっていく。
見ていれば、好奇心が沸いてくる。
「ぼくにも触らせてよ」
こちらを見たディオは、嫌な顔をしたが、お願いだと頭を下げると、渋々ながらも、それを渡してくれた。
「ディオ、ありがとう!」
ワクワクしながら、光る板に触るが、何も変化はない。
「指を滑らせろ」
「こう?」
指を動かしても、変わる様子はない。
首を傾げる。どういう原理で動いているのだろうか。
「きさまは不器用だな」
ディオは見下したように笑う。
それに少し、ムッとする。
「ディオ……」
波紋を使おうかと考えたその時、指に違和感を感じ、見ると、光る板にひびが入っていた。
無意識に力が入り、さらに波紋を流してしまったらしい。
「きさまアアアアッ!」
ディオが声を荒げた。
「ご、ごめんッ! ……あ」
慌てたからか、指がその薄い箱を貫いた。


2013/05/30

BacK   contents






口移し



吸血鬼になれば、血が食料だ。
しかし、目の前の吸血鬼となった男は、頑としてそれを飲まない。
「自分の意思で吸血鬼になったわけじゃあない。君が殺してくれないなら、ゆるやかな死を選ぶよ」
「その減らず口も塞いでやろうか? ジョジョ」
せっかく生き返らせてやったのに、その命を捨てようとした。無駄だということを分からすためにも、鎖で縛っている。
四肢を繋がれ、動けないにも関わらず、目の光は失われない。
早く抗うことを諦めてしまえばいいのに。
「おまえのために用意したのだがな」
グラスに入っている血。
飲みにくいだろうと器にわざわざ入れたのだ。
「ぼくはずっといらないって言っているじゃあないか」
「無駄にするな」
「それなら、君が飲めばいい」
食料となる人間をさらってくるのは部下だが、その人間にも限りがある。
血も無限ではないのだ。
グラスの中の血を煽り、ジョナサンの顎を掴む。
「ディ……」
そのまま、唇を重ねる。隙間から血を流し込み、舌を入れ、吐き出せないようにする。
「んっ……ッ……」
暴れようにも、鎖が邪魔をし、弱っている力では何もできない。
血が喉を通ったのを確認すると、口を離す。
「次からは自分で飲めよ? ジョジョ」
悔しそうに睨みつけてきたが、笑みで受け流す。
きっと、次も飲まないだろう。彼が飲まないなら、飲ませるまでだ。
「おまえは生きるのだ。このDIOとな」
「体だけだろう……?」
自分の体は、彼から奪ったものだ。今の彼は別の人間のもの。
「おまえも、この身体も、わたしのものだ」
手に入れたモノを手放すはずがない。
自分たちは、二人で一人。
「……永遠にな」
また唇を重ねる。
彼と一緒に眠っていた時を、これから取り戻すのだ。


2013/05/30

BacK   contents






Nightmare



何も聞こえない。
何も見えない。
何も感じない。
死んだというのは、こういう感覚なのだろう。
船でのことを思い出す。
最期に彼と、ディオと友情を築けて良かったと思う。色々あったが彼とは義兄弟で家族だったから。
エリナには寂しい思いをさせてしまう。それは、申し訳なく思っている。
彼女の幸せを願おう。ただ一人、この暗闇の中で。
「……?」
遠くに光が見える。
それは、段々と近づいてきていた。
なぜか、それにすがりたい気持ちと恐れる気持ちがぶつかる。
暗闇の中に長く、いすぎたせいだろうか。
その光に触れた瞬間、何かに引っ張り上げられ、眩しさに目を閉じた。

再度、目を開けると、金色が朧気に見えた。
それに愛しい人の名が浮かぶ。
「おはよう、ジョジョ」
聞こえた声に意識と視界がはっきりとした。
目の前にある顔は、間違いなく。
「ディ、オ」
名を呼ぶと、とても嬉しそうに彼は笑う。
なぜ、彼の首から下の体があるのか。
夢なのだと思った。自分は彼と共に死んだはずなのに。
「もうはなしはしないぞ」
手が頬に添えられ、その感触に現実なのだと教えられた。

覚めない悪夢の始まりだった。


2013/05/30

BacK   contents






奪われたぬくもり



久しぶりに会ったというのに、拳で語り合うことになるとは。それも自分たちらしいか。
彼とやり合ったのは、ほぼ自分のスタンドだが。
その新たな力を手に入れた自分には、彼を負かすことは造作もないことだった。
「自分の身体に負けるのは、どんな気分だ?」
地に転がる体を足で踏みつける。
「ジョジョ」
なぜ、彼がここにいるかは知らないが、今、自分が踏みつけているのは、この身体の元持ち主、ジョナサン・ジョースター。
閉じていた目が開けられ、自分を見上げる。怒りが混じる視線。その目を見るのも久しぶりで、懐かしさを感じる。
「悔しい、か?」
彼の気持ちを代弁してやっていると、視界の端で光が弾けた。やらせるものかと、のせている足で脇腹を蹴ると、うめき声を出し、波紋が消える。
「無駄無駄」
あれだけ叩きのめしたというのに、この男は、まだ波紋を出せるのか。元気がいいことだ。
「ゴホッ……ハッ……」
彼の口がゆっくりと自分の名を呼ぶ。
確かに呼ばれた名に、また懐かしさが込み上げてくる。
そうだ。自分に負けたということを自覚するべきだ。もっと、もっと。
「ザ・ワールドッ!」
背後にスタンドが現れ、時間が止まり、静寂に包まれる。
この世界が、永遠に続けばと思う。あの狭苦しい箱の中で長い間、眠っていた時のように。
あの時から、自分の時は止まっている。
彼から体を奪った時から、この身は時を刻まない。
膝をおり、彼に触れると感じる体温。自分の体は、こんなにも冷たいままなのに。

ジョナサンが気づいた時には、ディオの顔が目の前にあった。
いつの間にか、起き上がらされている。
体に残る痛みと、突然のことに体は動かない。
頭は現実逃避を始めており、なぜ、ディオが生きているのかと繰り返しているだけ。
「!」
唇が重なり、目を見開くことしかできなかった。
彼は離れていくと、笑みを浮かべ、唇を舐める。どこか、満足そうな顔。
「ではな、ジョジョ」
気配が希薄になり、とっさに腕を伸ばしたけれど、届く前に、その姿は霞のように消えていった。
「ディオ」
名前を呼んだが、返事があるはずもない。
彼に触れていた唇は指で触れると、酷く冷たかった。


掲載 2013/06/23
ログ収納 2013/08/22

BacK   contents






狭間で揺れる



ディオが部屋を出ると、丁度ジョナサンも部屋から出てきた。
こちらを見る表情が少し驚いていた。
「おはよう、ジョジョ。ぼくの顔に何かついているかい?」
笑顔で挨拶すれば、ジョナサンはぎこちない笑顔を向けてくる。
「おはよう、ディオ……あのさ……」
何か言おうとしていたが、口ごもり、なんでもないと彼は笑う。
そう言われると気になるもので、なんだいと笑い、彼に近寄る。
「……夢を、見たんだ」
気まずそうに話す彼。言えないような夢なのかと茶化す。
「なあ、どんな夢だったんだい?」
「あ……うん……えっと……」
彼は躊躇いがちに口を開いた。
「……君に、首を絞められる夢を、ね……」
自分の表情が消えていくのが分かった。

ディオは黙って近づいてくると、手を首に伸ばしてくる。
夢が頭の中で流れていく。

ディオが自分を笑みを浮かべながら、見下ろしている。
冷たい指先がゆっくり、首に触れて、指の腹が肌を撫でていき、手のひらが首に触れると、指に力が入り、絡みついてきて、首を締め上げて――。

息が、苦しい。

「……ジョ……ジョジョ!」
耳に届いた声に意識を取り戻すと、自分が荒く呼吸をしていた。
首を絞めていたはずの彼の手は、肩に置かれていた。
「大丈夫かい? 体調が悪いなら……」
心配そうにディオは覗き込んでいる。
「……だいしょうぶだよ。ちょっと、夢を……思い出して……」
顔に手を当てると、妙にその手が冷たい。
「夢は夢さ。早く忘れるといい」
肩を叩くと、ディオは笑って、階段を降りていく。
その背中を眺めていた。

ベッドに横になりながら、耳に届いた扉が閉まる音のことは言えなかった。


2014/01/05

BacK   contents






贈り物



クリスマス、ジョナサンたちは、父からプレゼントを貰い、開封していた。
「ディオは何を貰ったんだい? ぼくはマフラーだったんだけど」
「帽子」
はしゃいでいる自分とは、正反対にディオは淡々としていた。クリスマスプレゼントくらいで喜ぶ歳ではないだろうと、彼は吐き捨てる。
「贈り物はいくつになっても、嬉しいよ」
「そうか、じゃあ、これやるよ。ジョジョ」
ディオが渡してきたのは、ラッピングされた箱。
「え!? ぼく、何も用意してないよ……いいのかい?」
「ああ、いいさ。君には、世話になってるからね」
お礼を言い、プレゼントを受け取ったが、恥ずかしいから部屋に戻って開けてくれと、ディオは笑った。

部屋に戻り、ディオのプレゼントを開けると、いきなり何かが飛び出してきて驚いた。
バネの上にはピエロの頭。びっくり箱だと分かり、彼のイタズラにため息をつく。そんなことをする歳でもないだろうに。部屋に戻って開けてほしいという言葉は、その場で文句を言われないためだろう。
プレゼントが何か楽しみだったのにと、ピエロを小突くと、それが大きく揺れ、バランスを崩し、箱が倒れた。
すると、ピエロの頭とバネが底板と共に机から落ち、床に転がった。
それを拾い、箱に戻そうとすると、中に本が入っていた。
表紙は何も書いていないそれを開き、読めば、それがある一族のことをしたためた歴史書であることが分かった。
途中で切り上げると、それを持ち、ディオの部屋に行った。
彼はもう眠ろうとしていたのか、ベッドにいた。
「この本、ありがとう!」
本を見せながら言えば、ディオは、気に入ってくれたら嬉しいと笑った。
自分も贈り物をしなければと、彼に何が欲しいか聞く。
「じゃあ、寝かせてくれ。何時だと思ってるんだい?」
時計を見れば、日付が変わろうとしていた。本を読んでいて時間など忘れていた。
「ご、ごめん……」
「明日、言うさ。おやすみ、ジョジョ」
「うん、おやすみ、ディオ」
夜の挨拶をし、部屋を出た。
また、この本を読もうと、足早に部屋に戻った。


2014/01/09

BacK   contents






うたた寝



意識を覚ますとあたたかい。自分が寄りかかっているものが。
そのぬくもりに、懐かしさを覚えつつ、リサリサはまた夢の中に入ろうとした。
「あ!」
聞こえた声に、自分の弟子だと気づき、目を開け、彼から離れた。
すぐになくなっていくぬくもりにまた綴りたくなってしまう。
段々とはっきりしてきた視界に、彼の申し訳なさそうな表情がうつる。
「すみません、起こしましたか?」
「いいえ……こちらこそ、ごめんなさいね」
居眠りをしてしまった。しかも、横にいる彼を枕代わりにして。
シーザーを見れば、屈んで何かを拾った。それは栞。彼は手に本を持っており、それを落とし声をあげたらしい。
栞を本に挟むと、机に置いた。
「先生が居眠りなんて珍しいですね」
「そうね。疲れているのかしら……」
波紋のおかげで、肉体的には若さを保っているが、歳には勝てないということだろうか。
「あの、まだ眠いのなら、寝てもいいんですよ?おれ、あの、その……枕代わりになりますから!」
顔を赤らめて言う彼。
その気持ちは嬉しいが、それをすると彼が動けなくなってしまうだろうに。
「もう」
「だめ、ですか?」
断ろうとしたが、彼が懇願するような視線と声がこちらに向けられ、口を閉じた。
「じゃあ……もう少しだけ」
「ど、どうぞ……!」
また、彼に寄りかかれば、彼が緊張しているのが分かった。
目だけを動かし、顔を見たが固い表情。
本当にいいのだろうかと、疑問に思うが、彼の申し出。あまり考えないことにし、目を閉じた。
伝わる体温があたたかく、意識が現と夢の間をさ迷う。
眠りに落ちていくのは、すぐだった。


2014/01/13

BacK   contents






子守唄



散歩をしていると、木の下で寝ているジョナサンを見つけた。
草の上に寝転び、本を胸に置き、その上に手を置いて、木漏れ日を浴びながら。
熟睡しているようだった。近づいても起きる気配がない。
外にまで来て本を読むというのは、よく分からない。
それなら、部屋でゆっくりと読めばいいのにと思う。
彼の隣に座り、幸せそうな寝顔を見ながら、起こしてやろうかと、手を近づけたが、その手を下ろした。無闇に喧嘩することもないだろう。
自分が寝る時に、母がよく歌ってくれていたことを思い出し、その歌を思い出そうとする。
口ずさめば、連なって思い出せるかと、途切れ途切れに歌い出す。

耳に届いた歌声に、ジョナサンは意識を浮上させた。
この声は、ディオだ。彼が歌っているらしい。
聞いたことがない歌だった。初めて聞く歌を、目を閉じながらそのまま聞いていた。
彼の声は、元から通る声だが、それに相まって、とても聞きやすく、上手い。
いつの間にか、聞き惚れており、またうとうとし始める。
微睡んだ中で、この歌は何の歌だろうと気になり始めていた。

「何の歌だい?」
驚いて、歌うのをやめ、彼を見る。
目を閉じたままだったが、起きているのか。
「あれ……? もう、おしまい?」
ゆっくりと目を開けてこちらを見るが、まだ眠そうだ。
「起きていたのか?」
「君の歌で起こされたんだ」
また、目を閉じていく。
「あの歌はあれでおしまいかい?」
「いや、途中だ」
「じゃあ、最後まで歌ってよ。ディオの歌声、綺麗で聞き惚れるくらい上手だよ」
「ふん……誉めても何も出ないからな、ジョジョ」
そう嫌味を言いながらも、彼に褒められ、少しいい気分だった。歌くらいなら歌ってやってもいいだろう。
また、最初から歌を口ずさんだ。


2014/05/22

BacK   contents






兄と弟



ディオは義兄弟の部屋の扉をノックする。返事はない。期待はしていない。
扉はすんなりと開く。
中には、机に向かい、一心不乱に筆を動かすジョナサン。周りの床には、レポートらしきものが散乱していた。机の上には、本が積み上げられており、彼の顔を隠している。
彼が部屋に、こもりっきりになって二日が経とうとしていた。
使用人や執事たちが、食事もとらないと自分に泣きついてきたのだ。
彼を夢中にさせる考古学の何かを、手に入れたのだろう。
あまり、自分は気にしてはいなかったが、義兄弟として心配しないわけにはいかずに、彼の部屋を訪れた訳だが。
少し離れたテーブルには、使用人が運んできたらしい食事が置かれていた。湯気もたっていないそれは、見ただけで冷めてしまっていることが分かる。
「ジョジョ」
声をかけつつ、散乱している紙を拾っていく。
「何?」
「食事をしろ」
「うん」
生返事。自分の言葉は届いていなさそうだ。
拾った紙を持ち、彼に近づく。
「ジョジョ」
「なんだい? 本なら――」
彼が握っているペンを取り上げる。そうすれば、ようやく、彼は不満そうにこちらを見た。
「返してくれ」
ペンに取り返そうとしてくるので、手が届かないところまで下がる。
「お前が食事をした後にな」
拾ってやった紙を書いていたノートの上に放り、食事を取りにいく。
「ディオ!」
後ろから何か言っているが、無視をし、食事を持ち、それがのっている盆を、その紙の上に置いた。
「ほら、さっさと食べろ」
立ち上がっていた彼を、また座らせ、食べろと促す。ペンを振り、見せつけながら。
「食べ物を無駄にするんじゃあないぜ」
机にある本を退かせ、インクも没収する。
彼は渋々ながらも、食事に手をつけ始める。言う通りにしなければ、返してもらえないと理解したのだろう。
テーブルに持っていたものを置き、ソファーに座り、彼を見ていた。
手のかかる男だと呆れながら。


2014/05/29

BacK   contents






わたしのもの



腹を満たし、自分の部屋に戻れば、ベッドで眠るジョナサンの姿があった。
吸血鬼が一番、活動しやすい夜に寝るとは、と呆れながら、彼に近づいていく。
「……」
眠る彼は、涙を流していた。
「泣くな、ジョジョ」
自分がいなくなったのが寂しいのかと、着ていた上着を脱ぎ捨て、彼に寄り添うように横になる。
彼の頭を胸に抱く。
眠る前のことを思い出す。
あの時は、首だけだった自分を彼が胸に抱いて、死んだのだ。
今の逆だ。
あの時は、熱さしか感じていなかったが、今は冷たさしか感じない。
彼は自分と同じ吸血鬼。もう人間ではなくなった。
「ディ、オ……」
起きたのか、彼の体が動く。
「おはよう、ジョジョ。おまえは本当に寂しがり屋だな」
抱いている頭を撫でる。
「寂しくなんてない。離してくれ」
どうにか、自分から離れようと、体を押してくるが、抱く力を強くし拒否をする。
「では、なぜ、泣いていた?」
「……知らないよ」
諦めたのか、動かなくなった。
抱くのをやめ、彼を見たが、涙は乾いていない。
「泣くなよ、ジョジョ」
頭を持ち、慰めるように目尻に口づけし、舌で涙をすくう。
「や、やめて、くれ……」
彼は、怯えていた。優しくすると、いつもこうだ。
怯えることなどない。自分に優しくするのは、当たり前だ。
手を離し、今度は自分が彼の胸に顔を埋め、体に腕を巻きつかせ、目を閉じる。
あの時のように彼は、抱いてはくれない。
別にいい。今はこの身体がある。
「おやすみ、ジョジョ」
すぐに睡魔はやってきた。夢へと旅立つ前に、小さくおやすみと聞こえた。


2014/06/05

BacK   contents